HIV
投稿日時:2014-03-07 17:36
HIVウイルスは基本的に他のウイルスと比べて弱いウイルスですが、厄介なことに一度感染すると人体の免疫細胞に取り付いてしまうという特徴があります。このため、この病気の根治を難しくさせています。また、体外では非常に弱いウイルスであるため、性的接触や注射のまわし打ちなどによる血液感染、ウイルスを持っている母親からの産道や母乳からの感染である母子感染以外で感染することはまずありません。
現在の医療の現場ではのHIVの治療方法は多剤併用療法と呼ばれる多くの抗ウイルス薬を飲み続けることによってウイルスの増殖を抑えることによる日和見感染などを防ぐことを目的としています。そのため、根本的な治療方法ではなく現在の医療ではHIVウイルスを体内から根絶させることは非常に困難であると言えます。また、血中ウイルスの量が検出限界以下になってもリンパ節や中枢神経に残っているため、服薬をやめるとただちにリバウンドしてしまいます。そのため、この多剤併用療法を行ったら一生薬を飲み続けなければなりません。しかし、この治療法を行えば現在の医療では寿命を全う出来ると言われています。
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